何故今、オンラインショップなのか。

 昔から、どこかのタイミングでブルーレイを販売しようという考えは 持っていたのですが、いろいろな理由から二の足を踏んでいました。
 大きな理由は、販売にかかる費用、 手間とのバランスです。実際にBDを制作して、在庫を持つためにはタダというわけにはいきません。ディスク代はもちろんですが、ケース代、ジャケットの印刷代、BD制作のソフト代など、色々考えれば数万円はかかります。 実際に売ってみたら数枚しか売れない可能性も十分にあるわけで、少額とは言え赤字を出してまで販売をするのは本末転倒、その分を旅費に回した方が遙かに合理的です。
 また、継続的に販売のページを運営すれば、受注のチェックや発送の管理など、日常的にやらなければならない事が発生します。他に本業がある中で、どこまで時間をさく必要が生じるのか正直不安でした。

 2011年の夏、私は口コミで広げてもらうことを目的として、PRカードを作成しました。私たちの動画は、ぱっと見ても面白さはわからないので、口コミで広げてもらうことが最も重要と考えて作った物です。直接的なPR効果がどの程度あったかはわかりませんが、PRカードの配布を申し込んでくる方々が、いかに熱心に「部長とカメラ」を見てくれているか、やりとりしたメールから知ることが出来ました。
 その中で感じたことは、インターネット上の動画だけでは無く、直接手に取ることが出来る何らかの物が、視聴者の方々と私たちを強く結びつけてくれるということでした。考えて見れば、私自身もネット上で無料で聴ける音楽でも、本当に好きな物であれば、CDを購入したり、コンサートに行ったりするので、ある種当然と言えば当然かもしれません。

 そんな折、愛知のファンの方から、突然ステッカーが送られて来ました。頂いた物なので、最初はどう扱うべきか迷ったのですが、友人に配るとかなり好評で、すすんでクルマやバイクに貼ってくれました。さらにステッカーは周りからの注目を集めるので、口コミで広げる効果もかなり大きいらしく、貼ってくれた人ほとんどが、何人かから「部長とカメラってなに?」ときかれたそうです。

 そして私は決めました。利益はともかくとして、部長とカメラを見てくれている人、広めてくれる人が喜ぶ物を作って販売出来る場所を作ろうと。

その決断から、約半年、つい先日、どうにかサイトがオープンできました。

思い立ってから、 サイトが出来るまでの経緯はまた後で書きます。