動画を扱っているとどうしても行き当たるのが、ストレージの問題。
今まで、ESATAでHDDを大量に接続したり、WindowsHome Serverをためしたり色々やってきたが、今回友人からNAS4Freeを勧められたのでためしてみることにした。
NAS4Freeは簡単に言えば 、普通のパソコンで簡単にNASを構築するためのOS。
USBメモリにインストールして、PCにつなげているHDDをネットワークで共有することが出来る。
他に有名なものとして、FreeNAS等があるのだが、このNAS4FreeはFreeNASから分派したプロジェクトで、より高機能でより新しいFreeBSD9をベースにしているとの事。
まず、うまくいかなかったのはセットアップ。ダウンロードページから最新版のembeddedイメージを落として、USBメモリに書き込んだが、何故かうまく起動しない。仕方がないので、isoイメージをCDに焼きそこから起動してインストールした。どうやら embeddedはアップデート用に用いるらしい。
起動すると、つなげてあるハードディス9台を難なく認識した。チップセットのSB850、PCIに挿してある SiliconImage Sil3114ともに何の問題もなく認識しているのには少し驚いた。
早速、ZFSを用いてRAID-Zを構築、8TBの巨大なストレージができあがった。SMBを有効にしてwindows機からアクセス出来ることを確認。早速動画データのバックアップを開始した。
ところが、500GB程コピーしたところで、kernel panicでOSが停止。色々調べて見ると、どうやらzfsがカーネルのメモリを占拠して panic が発生するらしい事が書いてあるサイトが何カ所かあった。
ここのサイトを参考にして、以下の設定を cf/boot/loader.conf に追記。
vm.kmem_size_max=”1400M”
今まで、ESATAでHDDを大量に接続したり、WindowsHome Serverをためしたり色々やってきたが、今回友人からNAS4Freeを勧められたのでためしてみることにした。
NAS4Freeは簡単に言えば 、普通のパソコンで簡単にNASを構築するためのOS。
USBメモリにインストールして、PCにつなげているHDDをネットワークで共有することが出来る。
他に有名なものとして、FreeNAS等があるのだが、このNAS4FreeはFreeNASから分派したプロジェクトで、より高機能でより新しいFreeBSD9をベースにしているとの事。
まず、うまくいかなかったのはセットアップ。ダウンロードページから最新版のembeddedイメージを落として、USBメモリに書き込んだが、何故かうまく起動しない。仕方がないので、isoイメージをCDに焼きそこから起動してインストールした。どうやら embeddedはアップデート用に用いるらしい。
起動すると、つなげてあるハードディス9台を難なく認識した。チップセットのSB850、PCIに挿してある SiliconImage Sil3114ともに何の問題もなく認識しているのには少し驚いた。
早速、ZFSを用いてRAID-Zを構築、8TBの巨大なストレージができあがった。SMBを有効にしてwindows機からアクセス出来ることを確認。早速動画データのバックアップを開始した。
ところが、500GB程コピーしたところで、kernel panicでOSが停止。色々調べて見ると、どうやらzfsがカーネルのメモリを占拠して panic が発生するらしい事が書いてあるサイトが何カ所かあった。
ここのサイトを参考にして、以下の設定を cf/boot/loader.conf に追記。
vm.kmem_size_max=”1400M”
vm.kmem_size=”1400M”
vfs.zfs.arc_max=”350M”
搭載メモリが余り物の2Gなので、大分少なめの設定だ。
これで、問題は解決した。さすがに使用メモリを制限したので速度は低下したが、それでも60Mbyte/secは出ている。 十分な速度だ。おそらく4Gにして上記の数値を2倍にすればさらに速度アップするのだろう。
現在までに、約4TBのデータをコピーしたが問題は生じていない。 今回はバックアップ用のサーバー構築だったが、しばらく運用して問題が無さそうなら、メインのストレージとして構築する予定。それまでに4Tのハードディスク安くならないかな。
8/4追記
8TB近くのデータをコピーしたら、著しくレスポンスが悪くなった。仕方がないので、64bit版をインストールし直し、8Gのメモリを搭載した。 loader.conf は以下の様に書き換えた。
搭載メモリが余り物の2Gなので、大分少なめの設定だ。
これで、問題は解決した。さすがに使用メモリを制限したので速度は低下したが、それでも60Mbyte/secは出ている。 十分な速度だ。おそらく4Gにして上記の数値を2倍にすればさらに速度アップするのだろう。
現在までに、約4TBのデータをコピーしたが問題は生じていない。 今回はバックアップ用のサーバー構築だったが、しばらく運用して問題が無さそうなら、メインのストレージとして構築する予定。それまでに4Tのハードディスク安くならないかな。
8/4追記
8TB近くのデータをコピーしたら、著しくレスポンスが悪くなった。仕方がないので、64bit版をインストールし直し、8Gのメモリを搭載した。 loader.conf は以下の様に書き換えた。
vm.kmem_size_max="5600M"
vm.kmem_size="5600M"
vfs.zfs.arc_max="1400M"
それ以降、問題は発生していない。
ちなみに32bit版の設定をバックアップ、64bit版でリストアの手順で、環境の引き継ぎは全く問題なかった。
ちなみに32bit版の設定をバックアップ、64bit版でリストアの手順で、環境の引き継ぎは全く問題なかった。