昨日、秋葉原でスーパーハイビジョンのパブリックビューイングをやっていたので、仕事の合間に立ち寄ってみた。
 http://www.nhk.or.jp/shv/akihabara.html 

スーパーハイビジョンは簡単に言うと、ハイビジョンを縦横共に4倍高精細にした映像のこと。情報量としておよそハイビジョンの16倍になる。

視聴した内容は、ロンドンオリンピックの開会式。あとで担当者に質問してきいてみたが、上映に使っている映像は、300MbpsのH.264であるとのこと。
300インチの画面で見ても、ブロックノイズや画素の荒さは全く気にならない。暗部のノイズも思ったよりも少なく、多少映像が甘くなる程度だ。むしろ、レンズの収差によるものと思われる周辺の甘さが目立つ。
会場にいる人一人一人の動きが見え、しばらく見続けていると自分が開会式の会場にいるのではないかという錯覚を覚えるレベルだ。300インチではもったいなく、出来ればもっと大きな画面で見てみたかった。ちなみに渋谷に行けば、520インチで見られるらしい。

ただ、ちょっと考えてみると、3300万という画素数は、デジタルカメラではD800等がすでに超えている画素数だし、300Mというビットレートも、JVCの4Kカメラの倍程度でしかない。ちょっと頑張れば、いますぐにでもハイアマチュア向けの機材として登場して来そうなレベルである。

部長とカメラは、次回作は4K制作だが、実際にニコニコ動画に公開しているのは1Kだ。インターネットの動画もせめて普通のハイビジョンが楽に扱えるようにならないかと思う今日この頃。